« ★コーヒー好きなあの方へ…。 | メイン | 徒歩25秒の景色 »

コーヒー油膜?

先日、初めてご来店いただいたお客様(ありがとうございました。)にこのような質問をいただきました。

「淹れたコーヒーの表面に油の膜のようなものが浮くことがあるのですが、アレはどういうことなのでしょうか?」

これは、焙煎後、時間がたってコーヒー豆の油脂分が古くなってしまったコーヒーを抽出した為だと考えられます。
コーヒー豆には他の豆類と同様、もともと油脂分が含まれています(ピーナツやカシューナッツなども油っぽいですよね)。この油脂分は、焙煎という熱加工が進むにつれて豆の表面に浮き出てきます。この油脂分が酸敗してしまったコーヒーを抽出すると油が浮いたような状態になってしまうのです。当然、味も香りも悪くなってしまいます。

コーヒーは新鮮なうちに飲みきっていただくことが一番です。

だからといって、「コーヒー豆の表面に油が浮いているから新鮮でない古い豆」と判断されるのは早計です。とくに深煎りにした豆などは焙煎直後の新鮮な状態でも油脂分が出てツヤツヤしています。抽出しても油膜が出るようなことはありません。時間が経ってしまった豆の油脂分が良くないのです。



↑当店の深煎り豆(インディア)。
油脂分でツヤツヤしていますが新鮮なものです。
「宝石のようだ」と表現してくださった方もいらっしゃいました。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kaffee-brucke.com/mt/mt-tb.cgi/5

コメントを投稿

自家焙煎珈琲 ブリュッケ top
http://www.kaffee-brucke.com/

About

2006年12月02日 23:53に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「★コーヒー好きなあの方へ…。」です。

次の投稿は「徒歩25秒の景色」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。